プレリュード 岐阜市福光/フランス菓子 その33 デュアリテ

プレリュード   ☆10
岐阜県岐阜市福光南町16-19   058-233-9950
営業時間 9:30~20:00
定休日 火曜日
駐車場 有
イートイン 有



プレリュードフレーズィエが今年はもう出てますよ。
1ヶ月ほど前に訪問したときに出てました。

フレーズィエ ?円
ん~美味しいね。あたたかさに満ちた味わい。
これはやはり素晴らしいフレジエ。
OLYMPUS PEN E-P3




デュアリテ 443円(税込)
2016年ドゥニ・リュッフェル氏の新作。ショコラとコーヒーのお菓子です。
記事にはしてませんがパティスリーベベでも食べました。ベベと比べると、こちらの方がしっかりとしたコーヒーの主張があります。
組み合わせ的にも想像できる味わいだったので特に驚きはありませんが、基本レベルが高いのはもちろんです。ペック社(フランス)のショコラは芯のある味わいで美味しく、いやらしい重さもないのでチョコレートが嫌いだと思い込んでいた人が逆に好きになったりしますよ。チョコレートが嫌いじゃなくて、不味いチョコレートしか食べてなかったということです。
OLYMPUS PEN E-P3



シブスト・マロン 518円(税込)
持ち帰って夜食べても薄くキャラメリゼされた部分がパリッとしてるんですよね。
冷凍してないということも大きいでしょうね。
OLYMPUS PEN E-P3


老若男女、フランス菓子好きにも洋菓子好きにも好かれる味わいじゃないかな。
ひとつひとつ皮をむくところから始める栗がゴロゴロ入ってボリュームもある。
たぶん入ってると思うけど、最近モンレニオンの香りがあまり好きじゃなくて個人的には少し気になりますが、とっても美味しいですし、あえて言えばです。
今はもう終わってるかな?
OLYMPUS PEN E-P3



シュトーレン
これは12月に食べたものです。
プレリュードのシュトーレンはストラスブールのネゲル(Naegel)ボベス(BOBBES)を思い出すような香りがあります。
ちなみに東京のラ・ヴィエイユ・フランスのボベスは香りも味も全く違って不味い別物です。
シュトレンって寝かせるほど美味しいとかよく聞きますが、あれは嘘で腐らないだけで実は早く食べた方が良いみたいですね。乾燥するしバターも酸化してくるでしょうしね。
OLYMPUS PEN E-P3

ここ数年、毎年のようにフランスへ行ったりフランス土産をたっぷり頂いて食べてるんですが、本場のフランスのお菓子を食べれば食べるほどその美味しさに引き込まれていくんですよね。
それもあって最近特に気になるのが小麦粉なんです。
なので生地が少し気になることもあるんですが(とは言ってもプレリュードはもちろん日本でトップレベルの美味しさです)、ガトーバスクなどおそらくフランスの粉を使ってないのにあの食感や味わいに持っていけてるなどすごいと思いますね。

プレリュードのお菓子にはフランスらしいあたたかみと余裕を感じます。

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COMMENT10

どい2  

No title

ドイツのシュトレンはフランス・パリのシュトーレンと違って熟成できるのは確かでは?
ドイツでバターにどぶ漬けするのは乾燥対策のようです.
ドライフルーツのブランデー類への漬け込みもドイツ式とパリ式で違いがあるとも聞いています.
ただし,この伝統的な手法が本場ドイツで少しずつ変わってきているのも確かだそうですね.
やはりパリタイプが好きなドイツ人も少なくないようです.
一つ言えるとすれば,日本の職人さんも古ドイツからの伝統ではあるが色あせたレシピを使い続けるのではなく,常に最新の情報に気を払ってアップデートすべきではないかと.
止めた針を再び動かすだけの度量と研究熱心さ,それにシュトレンの知見・哲学が必要ですがね.
どうも日本の多くの西洋料理・菓子の料理人に対して,その辺の度量が小さく見えてしまう. フランスでは日本から持ち込まれた柚子を面白がって使いまくってるけど,日本ではいまだにレモンに拘って,せっかくの質も鮮度も良い柚子を使わない方が多くいらっしゃるようだ. 責任転嫁できるマニュアルに拘るのもいいが,それは思考停止して更なる発展が望めないという事を理解すべきだというのに.

コジータ  26歳  

No title

カッツさんへ

ちょっと書き方悪かったかもしれません。
さすがにこういうものは作り立てより数日置いたほうが美味しいと思いますが、寝かせるほど美味しいというのはおかしいかなと。
そのドイツ式でもバターで乾燥をある程度防げたとしてもバターって結構酸化しますからね。また、一度切ったら劣化が進みますし。

ドイツ式とパリ式を本場のもので食べ比べてみたいですね。まあ、そんなことは多分できないかなぁ。

フランス、柚子を使ったもの多いですね。
確かに柚子にしかない独特な香りがありますが、意外に日本ではあまり柚子のお菓子みないですね。ただ、個人的には柚子の香りは独特でとても良い香りだと思うのですが、その香りがちょっと平坦に感じてしまいます。良い香りだけど平坦。
なので、柚子を使うにしてもちょっと補正してやりたくなります。
ちょっと柚子のお菓子をフランスで食べてみようかな、そういう僕が思う補正がしてあるかもしれませんし、ちょっと確かめたくなりました。

カッツ  

No title

意図を読み取れていなかったようで失礼しました
もちろんバターの酸化はありますね。 そしておっしゃる通り、切ったらどんどん劣化が進むので、熟成させるなら丸ごと行う必要があります
まあ、ドイツはフランスほどお菓子に気を使わないので、放置してパサパサになった生地のケーキが普通に売ってたりするんですが(笑)
ドイツでケーキを食べるならパン屋(ベッカライ)のケーキよりもフランス資本の入ったケーキ屋かホテルのケーキがお勧めかな
もちろんベッカライ程度のキルシュトルテでもドイツらしさがしっかり出ていて、キルシュトルテと名乗るだけはありますよ。 食えないレベルの所も結構あるけど…

ドイツ式シュトレンは1月くらい?持ちますが、パリ式シュトーレンは1週間くらいだったかなぁ…
ぜひぜひフランスにもドイツにも遊びに行ってみてください
民泊的なところをtripadvisorなどのサイトで探すと割と安く滞在できるところがありますよ。 私はフランス国境沿いのドイツに1ヶ月滞在して600Euroくらいでした
ここだとパリまで片道約3時間、往復代金で約100Euroくらいでしたね。 イタリアにもオーストリアにも行って来れました
ノエルにパリ滞在して、その後すぐTGVでドイツへ戻るってのも悪くなかったな。 問題はその時期のドイツが寒いってことだけど。 あとドイツ料理はスルーで(笑)

柚子は一例で、重要なのはフランスの料理人は面白がった物は何でも取り入れて、しっかりフランス仕立てのものに仕上げられる事です
お菓子じゃないけど椎茸やパクチー、八角なんかもそうですね
柚子のお菓子も使われている料理もいいですよ~。 ちゃんとフランス菓子や料理の役者として振る舞えているように思いました
フランスへ修行に行く日本のパティシエには、修行に行ったその時代その時代のルセットだけじゃなく、本当はそういう応用力も持ち帰ってもらえるといいんですけどね。 せっかく間近にフランス菓子を作れる一流のパティシエや卵が居るんですからね、話を聞いたり議論したりしないともったいないです。 日本人ばかりのパリのパティスリーで働くのはある意味論外かな
そういう意味も含めて、茂右衛門の小豆のお菓子は結構好きです

コジータ  26歳  

No title

カッツさんへ

まあ、本場のシュトレンはある程度乾燥しても酸化がなければそれはそれで違う方向性の美味しさがあるかもしれませんね。

ドイツ行ってみたいですけどね。フランスもまだまだ色々ありすぎてなかなか。イタリアやスペインなども行きたいですし。色々ありすぎます(笑)
シュトレン狙うならその時期限定なのもなかなか難しいですね。あと確かにかなり寒そうですね。1ヶ月滞在して600Euroというのは良いですね。

なるほど、柚子などがフランス仕立てのものに仕上げられているというのはますます確認したくなりました。抹茶なんかもありますが、どう使われているか興味が出てきました。
椎茸もありますね、椎茸はスーパーで買って簡単に調理して食べてみることはしました。

日本人多いですからね、フランス人シェフと結婚する日本人女性も結構いますし、日本人による悪い影響を受けて変な方向に進まないか心配ではあります。

そういえば茂右衛門の小豆のお菓子はまだ食べてないです。

カッツ  

No title

やっぱりヨーロッパの食はいいですよねぇ…(遠い目)

冬のヨーロッパはやばいです(笑)
夕方の4時かそこらには夜中ですからね(笑) それに本当に寒い

フランス仕立てについては、やはりフランス料理・菓子に対してピュア(精神的な意味と、知識的な意味で)であれば、放っておいてもしっかりフランス仕立てになっていると思いますよ
フランスの料理・菓子以外を知らなければ、材料によらずフランス式にしか調理できないですから
大昔、日本にビーフシチューが紹介された時に、日本食しか知らない大衆向けの日本料理人が肉じゃがを開発してしまったようなものです
そういう意味で、コジータさんのおっしゃる通りに、多くのフランス人シェフが外国人の異性と結婚して、別の文化を取り入れてしまった時が、フランスの食の危機ですね。 今でもアメリカの文化が入ってきて、質より量の思想が加わってしまってちょっと危ない所があります
日本人よりもムスリムの方がより危険ですね。 彼らは信仰が第一で、食などは無視できる存在ですからね…
イスラム教布教の為ならフランス文化の破壊も厭わないような人種です
知り合いにフランス人ムスリムがいましたが、色々残念な感じでした

コジータ  26歳  

No title

カッツさんへ

はい、いいですね。僕はヨーロッパはフランスしか行ってないですけど、ほんと食が豊かですね。

色々参考になる話ありがとうございます。

フランス人は食に対してプライドみたいなのがありそうな気がしますし、日本みたいにまともな食材を探すほうが難しいという残念な状況にはならないかもしれませんが、心配ではありますね。

信仰とかまわりを巻き込まず自分の中でやって欲しいですね。

カッツ  

No title

宗教は厄介なんですよね…
教義という名の思想を押し付ける事こそが、自身と世界を救済する唯一の方法と本気で信じている人種がいるくらいなので

その一方で、宗教失くして今のフランスの食文化はあり得ないです
在日フランス大使館のホームページから引用しますが、
www.ambafrance-jp.org/article7174
ガレット・デ・ロアやクレープ、ベニエなどはキリスト教と密接に結びついています
フランスの(食)文化を守るためにも、信仰の必要はないですが、キリスト教の精神を守れない、尊重できない方々には、フランスから出て行ってもらいたいですね

コジータ  26歳  

No title

カッツさんへ

urlありがとうございます。
キリスト教にまつわるお菓子いろいろありますもんね。

その辺り、何も知らずに作っているパティシエは多そうですよね。

花梨  

No title

コジータさん
ご無沙汰しております。私は変わらず月1ほどのペースでプレリュードのケーキたちを堪能しております。最近はパートナーが購入してきてくれるので、名前もわからないのですが、なにせどれを食べても美味しいので、もう何でもいいからあるものを買ってきてもらっています。最近のお気に入りはホワイトチョコのシュークリームでした。もちろん、じゃがいもケーキは外せません。
少し前に、たまには大垣まで行ってみようかと思ったら、閉店されていて残念に思いました。Bebeには行ったことがありませんが、美味しいフランス菓子を作ってくれるお店がもっと増えてくれると嬉しいと思います。自分で調べる気がまったくないので(笑)、コジータさんの情報が頼りです。たまに思い出したようにブログ拝見しています。これからもお世話になります(^^)

コジータ  26歳  

No title

花梨さんへ

お久しぶりです。
相変わらず月1ペースでプレリュードに行かれてるんですね。

ホワイトチョコのシュークリームはプロフィットロールかな?
トゥルティエールは閉店しちゃいましたね。かわりにダリオールができましたけど。
Bebeも是非行ってみてください。
ほんとそうですね、美味しいフランス菓子を作ってくれるお店が増えてくれればなぁ。
そういえばアヴァロンも最近良い感じですね。

ありがとうございます。
僕のブログを見ていただければ美味しいものを食べることができると思います。これからも参考にして下さい。