日本のお菓子屋さん涙目 フランス産菓子 トロウマッド
Traou Mad ホームページ
La Mère Poulard ホームページ
本当は教えたくないんだけど教えちゃいます。
まずは、カルディで売っているTraou Mad de Pont-Aven(トロウマッド・デ・ポンタヴァン)のお菓子。
Traou Mad Les Palets de Pont-Aven 358円(税込)
6枚入ってこの値段。しかも美味しいのだ。
粗さを感じる歯ざわりでホロッとし、のびの良いミルク感。手軽にフランスを感じることができます。
日本の菓子屋でこれより美味しいものを見つけるのは難しいでしょう。
しかも1枚あたり60円ですからね。

ブルターニュのバター、卵、小麦粉、ゲランドの塩らしいです。
バター33%使用と書いてありますが、もちろん材料全体からみる割合ですのでマーガリンやショートニングなど使用していません。
日本の製品だと100%使用と書いてあっても、100%バターと書いてあっても偽物が入っていたり、偽物を入れることができるという食のレベルが最低な国です。「いかに消費者を騙すか」です。
また、日本で蜂蜜として売られているものがフランスの法律では蜂蜜と名乗れないものが多いらしいですね。日本はもっと食に対してまじめになれないのかな。

原材料はこんな感じ。
フランスの菓子はこういうスーパーで売っているような箱入りの菓子でも植物性油脂が入っているものをあまり見かけない。植物油といっても菜種油だったり、ひまわり油だったり。それが圧搾かどうかは分からないけど、今のところマーガリンとか使ってるのはほとんど見たことがないかな。
イギリスとか、ベルギーとかになってくるとダメだけど。

Traou Mad Les Galettes de Pont-Aven 358円(税込)
薄焼きバージョンもあります。

La Mère Poulard Palets du Mont Saint-Michel ???円
こちらは成城石井で売っているラ・メール・プラールのお菓子。
イズニーのAOPバター使用のバージョン。
400円前後だと思ったけど忘れちゃった。

トロウマッドと比べるとこちらはやや甘さ控えめ、焼きもやや浅めで粉の味わいとグッと噛み締める美味しさがより感じられるお菓子ですね。どちらも美味しいですが、トロウマッドの方がバターの香りや深みがあって好き。
こちらはやや香りが野暮ったい感じがあるけどバニラ香料のせいかな?

原材料です。ちなみに香料はArôme naturel de Vanille。

もちろん全てのフランス産の菓子が美味しいという訳ではありませんが、今回紹介した品はその辺の菓子屋より確実に美味しく、そして安いです。
興味のある方は食感とか粉の味わいとか香りとか、日本のものとの違いを真剣に食べ比べてもらいたいですね。
このレベルのお菓子がフランスのスーパーなどに普通にごろごろとあるわけです。フランスではパティスリーに行かなくても買える普通のものということを頭に入れて。そして、パティスリーに行けば、遥かに旨い菓子がごろごろとあるわけです。
日本のスーパーやコンビニに日本製のまともなお菓子は1つもないでしょ?ほんと酷いものばかり。まともな菓子屋もほとんどありませんしね・・。
今回紹介したお菓子は全国の店舗にあるか分かりませんが、とりあえず名古屋市にはあります。
- 関連記事