茂右衛門 (もえもん) 東京/フランス菓子 その5
東京都国分寺市南町2-18-3 042-323-8200
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜日、火曜日
駐車場 無
テイクアウトのみ
ケララの風Ⅱの次は国分寺の茂右衛門へ。
そういえば、ケララの風では顔見知りの方に会いました。名古屋でお話ししたことはなかったのですが、こういうことは滅多にないと思うし、これをきっかけにと少しお話しすることができました。

名前からして2015年の弓田氏のお菓子だと思っていたが、茂右衛門オリジナルの方でした。
これがとんでもなく美味しかったです。
パイナップルはドライのものを使用したそうで、余計な水っぽさはなく香りも強い。
茂右衛門お得意のとても美味しいムースリーヌに、バニラとパイナップルの香りがみなぎる。
この力のある香りと当然のように美味しいアーモンド生地、ムースリーヌの旨さが合さり圧倒される美味しさ。

ビュッシュ・フレーズ 580円(税込)
ベべで食べたものと全然印象が違います。こちらの方が香りが良く、味わいの明るさがありました。
そして良い意味で軽いです。

マルテ 580円(税込)
このお菓子はリヴゴーシュ・ドゥ・ラセーヌとアヴァロンのを食べたことがありますが、この茂右衛門のが断トツ美味しい。
ショコラの力強さとキレ、オレンジの明るさのある香り。美味しかった。

ミントとラプサンスーチョン 580円(税込)
これも旨いね。力のあるショコラにスッとしたミント、そしてラプサンスーチョンの燻されたような香りが見事な相性。ペックはもともと力強く、それでいて重さのないショコラだが、更にキレッキレでどんどん食べたくなる。
弱弱しいショコラだと絶対に成立しないお菓子。

ビールとマール 580円(税込)
ベルギービールのムースとマール酒をきかせたムースショコラ。上下は黒糖の生地。
ベルギービールのお菓子にマール酒とショコラを足した感じのお菓子。ベルギービールのお菓子がこれ以上ないような絶妙さなのもあり、それらを足した組み合わせによる相乗効果は感じられなかったが、合わないということはないしパワフルで香り高く美味しいのは間違いない。
マール酒って結構万能な気がする。

ベルギービールのタルト 450円(税込)
プレリュードのベルギービールのタルトよりビールがスコーンときます。
旨かったな~、どちらも高次元で同じレベルですごく旨いんだけど、違いとしてはこちらの方が明るく元気な印象があります。
ブリゼの焼き色も良いし、本当に美味しい。

ファーブルトン 400円(税込)
美味しいレーズンとプルーンのラム酒漬けが入っている。
バニラの香りなども良いし、香り良く美味しいです。

キャヌレ・ド・ボルドー 250円(税込)
焼き過ぎてなく、嫌な焦げ味がしなくて良い。
レモンの香りがふわりとし、卵の臭みなども全くないし、締りのある味わいで美味しいです。

茂右衛門印のマドレーヌ 250円(税込)
マドレーヌとなっているけど、パン・ド・ジェンヌですね。
日本に伝わったときに混同されてしまったと云いますが、商品名の「茂右衛門印」という和っぽい感じからして、その辺りのことを表現しているのかな?
シンプルな材料にアーモンドの質の良さ、旨さが光ります。美味しい。

素晴らしかった!
力強く、生き生きとした香りと味わいで迫力も感じます。
とてもフランス的でありながら、行き届いたバランス感などが良い意味での日本人らしさと言って良いのかもしれません。
毎回ワクワクするし、今一番行きたいと思えるお店ですね。
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