茂右衛門 (もえもん) 国分寺/フランス菓子 その4
茂右衛門 ☆10→☆9 (2019年1月 ☆-1)
東京都国分寺市南町2-18-3 042-323-8200
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜日、火曜日
駐車場 無
テイクアウトのみ
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陸上自衛隊広報センターの次は茂右衛門へ。
やっと美味しいお菓子にありつけました。東京に行ったって美味しい菓子屋はほとんどないのです。
サンクァ・セット 550円(税込)
バサッとした紅茶の生地にショコラのムース。
下の生地はキャラメリゼされており、この味わいと食感が良いアクセントと変化をもたらし美味しい。ベルガモットの香り、そして芳醇なカルバドスによって香りと味わいの深みとふくらみを増している。
なんでもしっとり柔らかいが良い日本人にはこういうバサッとした生地はなかなか理解されないだろうとは思うが、食べるとその意味と意志が伝わってくる。
もちろん何の意図もなくただ下手くそなだけとか、味わいもなくバサバサなだけの店は腐るほどあるので、そんなのとは一緒にしないでください。
OLYMPUS PEN E-P3
東京都国分寺市南町2-18-3 042-323-8200
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜日、火曜日
駐車場 無
テイクアウトのみ
陸上自衛隊広報センターの次は茂右衛門へ。
やっと美味しいお菓子にありつけました。東京に行ったって美味しい菓子屋はほとんどないのです。
サンクァ・セット 550円(税込)
バサッとした紅茶の生地にショコラのムース。
下の生地はキャラメリゼされており、この味わいと食感が良いアクセントと変化をもたらし美味しい。ベルガモットの香り、そして芳醇なカルバドスによって香りと味わいの深みとふくらみを増している。
なんでもしっとり柔らかいが良い日本人にはこういうバサッとした生地はなかなか理解されないだろうとは思うが、食べるとその意味と意志が伝わってくる。
もちろん何の意図もなくただ下手くそなだけとか、味わいもなくバサバサなだけの店は腐るほどあるので、そんなのとは一緒にしないでください。

クー・ド・クール 550円(税込)
オレンジリキュールを使ったショコラのムースに中心はスモーキーな印象のショコラ生地。底はややコシのある食感でアーモンドの味わい豊かなダックワーズ生地。クルスティアンのアクセント。
オレンジとショコラの相乗効果をもう少し引き出したくはなりますが、もちろんきっちり美味しいです。
OLYMPUS PEN E-P3
アラビカ 550円(税込)
コーヒーとマール酒を使ったお菓子。コーヒーのムースリーヌです。
このマール酒の香りがコーヒーの味わいと香りに複雑さを出し、そして盛り上げます。
生地やクリームなど基本的な部分が美味しく芯が通っているからこそ、お酒の香りなどが生きてくるのです。
OLYMPUS PEN E-P3
ミルリトン・オ・プリュノー 480円(税込)
タルト生地はガッチリしすぎな印象はあるが、アルザスで食べたリンツァーを思い出す香り。
プルーンはきっちり美味しく仕事されている。
OLYMPUS PEN E-P3
茂右衛門印のマドレーヌ 250円(税込)
アーモンドの豊かな味わいと歯ざわり。とても味わい深い。
ほのかなラム酒。美味しいなぁ。
OLYMPUS PEN E-P3
キャラメルとパイナップル 230円(税込)
ドライのパイナップルに素晴らしい仕事がされて、すごく香りの力があります。
個人的に最近はもっと粉の力強さを感じる食感や美味しさがある方が好きではあるが、口に入れた瞬間からハッとするほど香り味わいともに力強く、そして美味しいです。
OLYMPUS PEN E-P3
珈琲とウヰスキー 230円?(税込)
コーヒーがいやらしい感じがなくて良かった。コーヒーの香りや苦味の部分とウイスキーの香りと味わいが見事に合さり複雑さを増して美味しい。複雑さとは、ごちゃごちゃして訳が分からないという意味ではないです。
OLYMPUS PEN E-P3
おおらかでちまちませず、日本人がやりがちな引き算ではなく足し算という印象を持つお菓子。
フランス的であり、そして行き届いた絶妙なバランス感もあり、とても美味しいです。
上でも書きましたが、基本的な部分が美味しいのでお酒の香りなどが生きてきますし、日本で手に入る素材ではどうしても香りや味わいが足りない部分があるのでそれを引き出すことや補正するなど当たり前のようにされています。
しかし、そういう素材の味を補うなど美味しいお菓子を作る上での基本的なことをできているお店がほとんどないのです。フルーツを何もせず盛るとか放り込むだけとか、やってもポテンシャルのない素材を低質な酒で漬けるとかでしょうか。
もちろん、この日に行ったアテスウェイもブロンディールもこういうことができてませんし、関西でよくあるイメージなのが、素材の味を補うことはすっ飛ばして単に酒をきかせるとか単にハーブやスパイスをきかせるというもの。
僕はよくフランス的な味わいなど言いますが、簡単に言うとそういうフランス菓子は美味しいんです。洋菓子(似非フランス菓子を含む洋菓子味)とは比べ物にならないくらい香りも味わいも豊かですので、絶対的な美味しさなんです。
洋菓子は何の考えもなく手抜きとしか思えないものばかりで、あったとしても薄っぺらで、まず素材レベルからダメだったりと単純に美味しくないんです。ショートケーキだって→これみたいに本当は美味しく作れるんですけどね。
フランス菓子じゃないからダメということではなくて、僕の言う洋菓子は単純に美味しくないということが根本にあるのです。
それから、特に洋菓子味しか作れないのにパティスリーやフランス菓子を騙る似非フランス菓子屋は本当になくなってほしいです。作れないなら正直に洋菓子屋を名乗ってほしいです。フランス菓子を知らない消費者を騙さないでいただきたい。いや、フランス菓子を知らないといえば有名パティシエも含めほとんどのパティシエもフランス菓子の味を分かっているのか本当に疑問ですが・・。それくらい残念なお店ばかりなんです。
話がそれていきましたが、茂右衛門さんのお菓子は本当に美味しいです。
国分寺という場所ですが、東京に行ったときには是非寄ってみてください。特にお菓子を食べ歩く人は他のお店を差し置いてでもここは行くべきです。
遠回りするかもしれませんが、食べ歩きをされている方は真剣に食べていればいつかこういう味わい、本当の美味しさに気付くときがくるでしょう。
おそらくそれまでは僕が言っていることが理解できないと思います。
しかし、僕は書き続けます。
茂右衛門 記事一覧はこちら
2016年2月 東京 記事一覧
・アテスウェイ
・いちじく
・ブロンディール
・陸上自衛隊広報センター
・茂右衛門
・なんどり
オレンジリキュールを使ったショコラのムースに中心はスモーキーな印象のショコラ生地。底はややコシのある食感でアーモンドの味わい豊かなダックワーズ生地。クルスティアンのアクセント。
オレンジとショコラの相乗効果をもう少し引き出したくはなりますが、もちろんきっちり美味しいです。

アラビカ 550円(税込)
コーヒーとマール酒を使ったお菓子。コーヒーのムースリーヌです。
このマール酒の香りがコーヒーの味わいと香りに複雑さを出し、そして盛り上げます。
生地やクリームなど基本的な部分が美味しく芯が通っているからこそ、お酒の香りなどが生きてくるのです。

ミルリトン・オ・プリュノー 480円(税込)
タルト生地はガッチリしすぎな印象はあるが、アルザスで食べたリンツァーを思い出す香り。
プルーンはきっちり美味しく仕事されている。

茂右衛門印のマドレーヌ 250円(税込)
アーモンドの豊かな味わいと歯ざわり。とても味わい深い。
ほのかなラム酒。美味しいなぁ。

キャラメルとパイナップル 230円(税込)
ドライのパイナップルに素晴らしい仕事がされて、すごく香りの力があります。
個人的に最近はもっと粉の力強さを感じる食感や美味しさがある方が好きではあるが、口に入れた瞬間からハッとするほど香り味わいともに力強く、そして美味しいです。

珈琲とウヰスキー 230円?(税込)
コーヒーがいやらしい感じがなくて良かった。コーヒーの香りや苦味の部分とウイスキーの香りと味わいが見事に合さり複雑さを増して美味しい。複雑さとは、ごちゃごちゃして訳が分からないという意味ではないです。

おおらかでちまちませず、日本人がやりがちな引き算ではなく足し算という印象を持つお菓子。
フランス的であり、そして行き届いた絶妙なバランス感もあり、とても美味しいです。
上でも書きましたが、基本的な部分が美味しいのでお酒の香りなどが生きてきますし、日本で手に入る素材ではどうしても香りや味わいが足りない部分があるのでそれを引き出すことや補正するなど当たり前のようにされています。
しかし、そういう素材の味を補うなど美味しいお菓子を作る上での基本的なことをできているお店がほとんどないのです。フルーツを何もせず盛るとか放り込むだけとか、やってもポテンシャルのない素材を低質な酒で漬けるとかでしょうか。
もちろん、この日に行ったアテスウェイもブロンディールもこういうことができてませんし、関西でよくあるイメージなのが、素材の味を補うことはすっ飛ばして単に酒をきかせるとか単にハーブやスパイスをきかせるというもの。
僕はよくフランス的な味わいなど言いますが、簡単に言うとそういうフランス菓子は美味しいんです。洋菓子(似非フランス菓子を含む洋菓子味)とは比べ物にならないくらい香りも味わいも豊かですので、絶対的な美味しさなんです。
洋菓子は何の考えもなく手抜きとしか思えないものばかりで、あったとしても薄っぺらで、まず素材レベルからダメだったりと単純に美味しくないんです。ショートケーキだって→これみたいに本当は美味しく作れるんですけどね。
フランス菓子じゃないからダメということではなくて、僕の言う洋菓子は単純に美味しくないということが根本にあるのです。
それから、特に洋菓子味しか作れないのにパティスリーやフランス菓子を騙る似非フランス菓子屋は本当になくなってほしいです。作れないなら正直に洋菓子屋を名乗ってほしいです。フランス菓子を知らない消費者を騙さないでいただきたい。いや、フランス菓子を知らないといえば有名パティシエも含めほとんどのパティシエもフランス菓子の味を分かっているのか本当に疑問ですが・・。それくらい残念なお店ばかりなんです。
話がそれていきましたが、茂右衛門さんのお菓子は本当に美味しいです。
国分寺という場所ですが、東京に行ったときには是非寄ってみてください。特にお菓子を食べ歩く人は他のお店を差し置いてでもここは行くべきです。
遠回りするかもしれませんが、食べ歩きをされている方は真剣に食べていればいつかこういう味わい、本当の美味しさに気付くときがくるでしょう。
おそらくそれまでは僕が言っていることが理解できないと思います。
しかし、僕は書き続けます。
茂右衛門 記事一覧はこちら
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