ストーレー (Stohrer - Patissier Traiteur) その1 ~パリ旅行2013年9月 4日目~

Stohrer (ストーレー)   ☆6
51 Rue Montorgueil, 75002 Paris, France   +33 1 42 33 38 20
営業時間 7:30~20:30
定休日 無休
テイクアウトのみ
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パリ旅行記事の続きです。
この時点ではまだジャン・ミエしか行けてない。ちなみにジャン・ミエですが11月末に閉店したみたいです。有名なあのアオキが買い取ったって噂があるけど、ジャン・ミエの名前が残るのかアオキになるのか分かりません。まあ、アオキじゃないかもしれないけど日本人っぽい。まあ噂です。

さあ、この日は友人とは別行動で本格的に食べ歩き。友人は城に行ったみたい。
メトロのエティエンヌ・マルセル駅(Étienne Marcel)で降りて、パリ最古の老舗パティスリーであるストーレーに向かいます。
でも方角が分からずこの辺りで地図を見ていると、怪しい大きめのバッグを持ったお兄さんが声をかけながら近づいてきた。
何やら道を教えてくれるそうなのだがとっても怪しい。ていうか、警戒しちゃうよね、どうしても。
「どこに行きたいの?」と言うので「ストーレー」と答えると、「こっちこっち、一緒に行ってあげるよ!」ってたぶん言ってたと思うんだけど「俺について来い」的にグイグイくるので「もうわかったよ!ノープロブレム!ありがとう!センキュー!メルシーボクー!」と言って距離を置こうとしたんだけど、その彼と行きたい方向が同じでやや距離を置きながらついていく感じになるが「2本目を右にいくんだよ!」とか何度も心配そうに説明してくれる。
すると彼は途中で道を渡りコインランドリーに入っていった。入る直前にも「2本目右だよ!」って言ってくれてる。
そう、あのなんとも怪しげなビニールシートみたいなバッグは洗濯物が入ってたわけです。
ただの、とってもやさしいパリのお兄さんの話でした。大きく手を振って「メルシー!」と言いながら別れました。
疑ってゴメン!でも、とりあえずは疑ったほうがいいと思うよ。
パリは地図を見てると親切に教えてくれる人が多いですね。これを含め3回ありました。
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で、2本目を右に曲がるとこんな風景。
この先の左側にストーレーがある。
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9:00頃にお店に到着。駅から徒歩3分程度。
このお店も多くの日本人が修行されてますね。トシ・ヨロイヅカアカシエパリ・グルマン・エ・ヴ?(閉店?移転準備中?)、レ・リシェスなど。なんかパッとしないお店ばかりですが。
ところで、「ストーレー」「ストレー」「ストレール」のどれが一番近い発音なんだろう。
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ショーケース
本当はアリ・ババ(ALIBABA)とかピュイ・ダムール(PUITS D'AMOUR)が食べたかったんだけど朝早すぎたせいか並んでなかった。
フランボワーズころがってる(笑)
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こっちはタルト系。
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チョコとかも、もちろんあります。
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トゥレトゥール (Traiteur)
こっちも何か買っとくべきだったよなぁ。後悔ばかり。
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CHARLOTTE FRUITS ROUGES (シャルロット・フリュイ・ルージュ) 4.5€
ヘタ付の苺はフランスでも。これいらんよな。
緑色欲しがるよね。
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生地はちょっとごわごわしてる。味わいもあまりない。
ムースの口溶けは良いが、もっとフルーティな味わいや香り、フルーツの濃さが欲しい。
生地の黒いつぶつぶは何だろう?
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BABA CHANTILLY (ババ・ションティー) 4.3€?
とにかくめちゃでかい!
やっぱり生クリーム美味しいね。コクがあり乳の旨み香りなど日本のものと大きな差を感じる。それでいて、なんとなく離水や劣化しにくそうな印象がある。
ラム酒はほんのりきいているがもっときかせて欲しい。ババ・オ・ロム(BABA AU RHUM)はやっぱりしっかりきいてるんかな?
驚きはなかったけど、きちんと美味しくまとまっている。
ちなみに発音は「シャンティー」より「ションティー」の方が近いっぽい。
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TARTELETTE CHIBOUST (タルトレット・シブーストゥ) 4.1€
これもでかい。
シブーストクリームは滑らかでキャラメリゼもバリッと香ばしく美味しい。
土台のパイ生地はザックリとして良いが、香りが今一つ。
少し凍ってたからというのもあると思うが、リンゴも香りや味わいが薄かった。
ちなみに個人的に確認しておきたかった発音ですが「シーブストゥ」ではなく「シブーストゥ」でした。どうでもいいんですが(笑)
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もっと素材の味を生かし、そしてしっかり主張するようなお菓子が食べたかった。
不味くはないんだけど、ぼやけた味なんですよね。甘さは足りてるし素材の使い方だと思います。
今となっては、わざわざフランスに行ってまでこのお店で修行する意味はないような気がします。これくらいのレベル(味の)なら日本にもごろごろあります。
ただ、お菓子の種類はたくさんあるし惣菜なども充実していたりと魅力はあると思います。
また機会があればもう一度試してみようかなとは思ってます。
パリ最古のパティスリー、「パリに来たからとりあえずモナリザ見とこう!エッフェルさん行っとこう!」みたいな感覚で行ってみるのも良いかもしれません。

ちなみにケーキは近くのエティエンヌ・マルセル通りにあったベンチで食べました。
日本だったらちょっと恥ずかしいけどパリでは当たり前の光景なのか視線も感じないので何も恥ずかしくない。しかも、トイレは無いけどゴミ箱はやたらあるのでゴミの処理には全く困らなくて便利だ。
フォークと皿、ウェットティッシュは必需品。

ストーレー その1 記事はこちら
CHARLOTTE FRUITS ROUGES、BABA CHANTILLY、TARTELETTE CHIBOUST

ストーレー その2 記事はこちら
PUITS D'AMOUR、TARTELETTE PISTACHES FRUITS、RATATOUILLE、SALADE JEUNES POUSSES EPINARDS、PILON DE POULET、QUICHE AUX COURGETTES、TERRINE DE LEGUMES、TERRINE DE ST JACQUES

ストーレー 記事一覧 (コジータism) はこちら


パリ旅行 2013年9月 記事一覧はこちら

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COMMENT4

うさぎ  

No title

本場でも、へたつきのフレーズなんですね。
フレーズのへたってすぐしおれるので見た目にも良くないし、食べるときにも食べにくいのでとってくれてあるほうが好きです。

>ちなみに個人的に確認しておきたかった発音ですが「シーブストゥ」ではなく「シブーストゥ」でした。どうでもいいんですが(笑)
弓田氏のルセットの表記どおりですね^^

「スーパーゲアキル」のブレンドは他社のも混ざっているみたいでペックのショコラを食べたいなら『サン・ミッシェル』をどうぞ、とおすすめしてくださいました。
ちなみに『ゲアキル』は360円で『サン・ミッシェル』は30円くらい高いです。
単純ですが、価格も目安になるでしょうか

コジータ  

No title

うさぎさんへ

そうですね、やはり緑色が欲しいみたいです。
僕も邪魔でしかないと思ってます。

弓田氏のレシピ本持ってるんですか?
ちなみに僕は持ってないです。どうでもいい情報ですが(笑)

他社のチョコ混ぜちゃってるんですか。それはちょっと残念ですね。ペックの良さが消えてしまいそうです。
サン・ミッシェルはペックのみなんですね。

情報ありがとうございました。

ちろ  

No title

はじめまして!!
京都在住のちろと申します(●^o^●)

こちらのお店はいずれ行ってみたいと思ってたのですが、
ぼんやりしたお味なのですね~(笑)
それは嫌だわ。。
フランスに行って、時間があったら行ってみたいですけど~

コジータ  

No title

ちろさんへ

そうですね、もう少し素材の味や香りが欲しいですね。
パリ最古のパティスリーという意味でも一度訪問してみるのはいいと思いますよ。