平成正義の会 「味を主体としたコンテスト」
9月末の東京旅行の一番の目的は、イル・プルーで毎年この時期に行われる味を主体としたコンテストの一般審査員として参加する事。
飴細工とか見栄えじゃなく「味を主体とした」っていうのが良いですよね。
今年は出場者15名で16作品でした。

ウィーン伝統カールスバーダー式コーヒーセミナー
コーヒーセミナーにも参加。

フィルターはこんな感じ。
粗めなのでオイルも通過します。

エチオピア産シダモと黒糖とクルミのサブレ、ブラジル シティオ・ダ・トーレ農園とイチジクのパウンドケーキ、グアテマラ エル・プルテ農園とユズのダックワーズをいただいた。
プレス式の様に豆が浸かってしまうことが無いのでプレス式の様な欠点は無く、コーヒーの香味とコクだけが上手く引き出されている。ネルドリップとプレス式の間くらいの印象かな?
使っている豆も良いんでしょうが、香りが素晴らしかったです。僕はこの中ではやはりエチオピアが好きでした。
欠点を言えば、大層な器具なので一般家庭では邪魔だし向かない事です(笑)
焼き菓子ウマッ!

会場内



以下の写真+4作品ありました。
限られた時間と、いつもと違う環境で大変だったと思いますが、感想を言わせてもらうと全体的に甘さが足りなかったり味がボケているものが多かったように思います。中にはかなりひどい作品もありました。
とは言っても、一部を除いたほとんどが一般レベルの菓子屋より美味しいのは確かです。
一般審査員はこの16作品の中から3つ選ぶ事になります。
僕が選んだものは賞に絡む事が無く、何故?って作品が選ばれていたのは予想通りではありますが、何だか残念ですね。一般受けするのはこういう味なんだなと再認識しました。
一般審査員賞を取りたいのならこれで良いと思うのですが、特に弓田さんのお菓子に毎日触れているイル・プルーの従業員の方は、もう少しピントの合ったというか弓田氏の求める味を理解してても良いんじゃないかなという気がします。




一般審査員賞に選ばれたのが佐々木健次さんの作品。弓田賞は無し。
ちなみに、9月いっぱいで川瀬シェフが退職され、佐々木さんがシェフに就任しています。この作品を食べた僕は不安を感じてしまいますが、頑張ってもらいたいです。
弓田さんもかなり辛口ですごかったです(笑)
写真は弓田氏&平成正義の会のシェフ達。

16種類食べるっていうのはかなり大変でしたし、正直不味いレベルの物もありましたが、それらも含めなかなか面白い経験でした。参加して良かったです。
プレリュードの方の作品は、もう少しバランスが取れると更に良いと思いますが、2つともお世辞抜きで美味しかったです。コンテストの作品をお店で出してくれないかな。
そういえば、弓田氏は想像していたより背が高かったです。
握手を交わしましたが、めっちゃ握りが強かった。
2011年9月 東京旅行 記事一覧
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・パリセヴェイユ (Patisserie Paris S’eveille)
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・焼き菓子のお店 コティ (co-ttie)
・珈琲工房 HORIGUCHI 千歳船橋駅前店
・フレンチレストラン オギノ (OGINO)
・パリの空の下 (Boulangerie Sous le ciel de Paris)